わからないは否定じゃない

好きなマンガや音楽の話をして相手に「わからない」と言われると否定や拒絶をされたと受け取る人がいる。

「わかる」or「わからない」で言ったら「わからない」というだけの話で否定も肯定もしていないのに。

わからないものをわかると言ったら嘘になるからわからないと言ってるだけだ。

「わからない」とは「これからわかる楽しみがある」ということだ。どちらかと言えばむしろポジティブ側である。

おれはわからないモノの方が好きだし、わかるモノの話にはそこまで興味がない。だってもう知ってるから。

マンガ家を目指してると周りの人から「同じようにマンガ家を目指してる人とマンガ論を交わしたりするのか」と聞かれることがある。そもそもおれの周りにマンガ家を目指してる人がいないというのもあるけど、同志とマンガ論を交わしたいと思ったことがない。良いマンガがどういうものか知ってるから。それよりダンゴムシを飼ってる人の話とかの方が聞きたい。わからないから面白い。

おれの周りの友達もいつの間にか理解できない人ばかりになった。

平気で嘘つくし約束破る奴とか。意味わからないから面白い。

向こうから電話してきたのに開口一番「どうしたの?」と聞いてきた奴もいた。理由を聞いたら、なんとなく電話に出ないかなと思いながら電話したのにおれが電話に出たからどうしたのかと思ったらしい。おれの想像を軽く超えてくる。おれが想像できる世界なんてちっぽけなモノなんだと思い知らされる。

別のある友人は彼女がいるのにデリヘルを呼んで、そのデリヘル嬢に気に入られて「次から店通さないで直接私に連絡くれたら1万円でいいよ」と言われたらしい。デリヘル嬢から連絡先を交換しようと言われたそいつは「彼女がいるから」という理由で断ったという。

なんなんだその男気。その男気があるなら始めからデリヘル呼ぶな。意味わからん。だから面白い。

その話を聞いたおれは意気揚々と同じデリヘル嬢を呼んだ。おれは彼女いないから。しかしおれには全く連絡先交換する話をして来なかった。なんであいつは良くておれはダメなんだよ。なんかおだてて嬢の機嫌良くしなきゃいけないのかなと思ってプレイ後にずっと嬢を褒めてたら時間が終わった。意味わからんがこれは面白くない。例外もある。

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