妖怪ワードセンスゼロ男

服屋でバイト中、帽子を返品したいというお客さんを対応した。30前後の男性だ。レシートあり、買ってから1週間以内、タグ付き、汚れ無し。返品するには問題ない。一応質問した。「どういった理由での返品でしょうか?」

客「かぶったから」

おれ「はい?」

客「だから、かぶったから」

おれ「え?」

客「いやプレゼント用に買ったんだけど、かぶったから」

おわかりいただけただろうか。彼は「帽子をプレゼントしたけど相手が同じモノを持っていた」と言いたいのだ。

いや帽子の話してるときに「かぶった」とか言うな。頭の体操か。1回目の「かぶったから」まではギリギリ許そう。でも1回目で気付けよ。「同じの持ってたので」って言い直せよ。3回とも「かぶったから」で通すんじゃない。見た感じ社会人ぽいけど帽子返品するだけでその言葉の選択ミスするって大丈夫か。そのワードセンスでよく生き抜いてこれたな。妖怪ワードセンスゼロ男め。エッセイ書くネタ提供してくれてありがとう。

ちょっと話変わってグチになるけど不良品の交換とかじゃなくて今回みたいに100%自分の都合なのに堂々と「いらなくなったから返品して」みたいに言う奴、当然の権利だと勘違いしてるんだろうけどあれはサービスでやってあげてるだけだから。店側は断る権利あるからね。クーリングオフだ!とか言うんだけど適応されないから。クーリングオフって昔よくあった押し売りから消費者を守ることが目的だから適応される条件めちゃくちゃ狭いんだよ。自分で選んだ物を自分で買っといて返品する権利なんかないんだよ。俺はクーリングオフで返品したことあるよってドヤる人はクーリングオフじゃなくて店側にサービスで返品受けてもらっただけだから。恥を知れ。

勘違いしてる奴を育ててるのは簡単に返品を受け入れる店側だ。結局は店が悪い。「試着めんどくさいからしないで買ったけど家で着てみたら小さかったから交換してー」とか断るべきなんだ。新品のつもりで買った服が実は知らないおっさんが家で着てた服だったら嫌じゃん。1週間くらい知らないおっさんの家で保管された後に返品された服が全国の服屋の棚に並んでる。そんなのちゃんと試着して買う真っ当なお客さんからしたら裏切り行為だ。

返品を断ったら揉めるだろう。でも目先のトラブルを回避するために他のお客さんを裏切っていいのか。自分勝手な理由で返品してくる人なんて突っぱねていいんだ。

まぁ現実問題それで本社に苦情の電話入れられたら現場の責任にされるから返品受け入れちゃうんだけどね。本社の人だって若い頃は現場にいたはずなのに偉くなると忘れちゃうからな〜

【PR】

楽天かAmazonで何かお買い物する際

下記リンクより購入していただけると

私に広告収入が入る仕組みになっています。

ご協力いただけると助かります!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です