なかったことにしたい過去と輝かしい過去は正反対にあるのではなく、背中合わせにあるものだ。影のあるところに光はあるのである。
黒歴史はよっぽど大きな挑戦をしたり周りが見えなくなるくらい何かに夢中になれたりした証拠でもある。そしてそれは輝かしい過去を作るのに重要なものだ。
挑戦しなければ恥をかくこともない。確かに人の黒歴史を笑う人は大きな失敗をしないのだろう。
そんな人の歴史は何色だ?無色透明無味無臭な歴史だろう。
どっちがいいかは言うまでもない。
漫画家、イラストレーター。東京都在住。1988年生まれ。