ハンサムショート

髪型の名前って面白い。それでいいのかという命名をされてるのが多すぎる。昔はお団子とかポニーテールとかちゃんと聞いて意味がわかる名前が多かった。ベッカムがしてるからベッカムヘア、とかわかりやすい。

ウルフカットくらいからおかしくなった。狼の毛先に似てるからウルフカットだと言うけどウルフカットの人を見て狼の毛先に似てると思ったこと一度もない。狼を見たことあるのか?ドラえもんがタヌキに間違われるシーンくらい納得いかない。ネコ型でもないけど別にタヌキにも見えないだろ。

いつからかショートカットのことを急にボブと言い始めた。調べたら「馬の尻尾を短く切る」という意味が由来らしい。ポニーテールはわかるけどボブなんか知らん。

由来で言うとリーゼントの由来はロンドンのリーゼント通りという「道」に似てるからだという。道に似てる髪型ってなに。ちなみにリーゼントはあの前頭部のもっこりのことではなく「両サイドの髪をなでつけて後ろで合わせること」らしい。これが頭上から見ると左右二手に分かれて再度合流するリーゼント通りに見えるらしい。Googleマップでリーゼント通りを調べてみた。

こんな道世界中にあるだろ。

一般的にリーゼントと言われて思い浮かべる前頭部のもっこりのことはポンパドールと言うらしい。これはポンパドール夫人の髪型が由来してるとのこと。ベッカム方式だ。これはわかりやすい。検索したらポンパドール夫人の肖像画が出てきた。

普通のオールバックだ。これがやがてこう解釈されて

こうなる。

…。

心なしか戸惑っているように見えてくる。

一昔前にオン眉という髪型も流行った。on the 眉毛の略で「眉毛より上で切った短い前髪」のこと。モデルの三戸なつめさんが有名。

英語的にはonは接地してるときしか使わないからこの場合はabove 眉毛が正しい。アボ眉である。ただアボ眉という名前では流行らなかったとも思う。

男のお団子ヘアのことをマンバンと呼ぶ。バンがお団子ヘアのことで男のお団子だからマンバンらしい。そんな法則なかったのに。マンボブとかマンウルフとかは言わないのに急にマンバン。わからん。

そして最近聴くようになったのがハンサムショート。女性が男っぽいクールなショートヘアにすることらしい。髪型の名前でハンサムとか言っていいんだ。なにかのルールが壊された気がする。しかも今それが男にも広まってメンズハンサムショートなるものがあるらしい。全てのショートがハンサムショートであってほしいけど。初めて美容室で言うとき相当照れるでしょ。ハンサムショートにしてくださいって。そりゃハンサムになるに越したことないけど。ハンサムになりに来てるけど。自分で言うことじゃないから。すごい世の中になったもんだ。

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