0%じゃない

0.0001%でも可能性あれば0%じゃない、とよく言われる。ドラマとかマンガとかでよく出てくるセリフ。よく言われてる割にそう言う考え方の人は少なく感じる。

こないだ学生時代の友達Sと飲んでたとき、Sと仲良かった同級生のMちゃんのLINEを教えてくれと頼んだ。Mちゃんは美人だ。おれもMちゃんとは顔見知りだけど連絡先は知らない。Sは教えたって意味ねーだろと言った。同級生は今34歳。十中八九結婚してるし、結婚してなくても彼氏いるだろと。

話にならねぇな、と思った。そんなことは当然だ。飯誘って断られるなら断られればいい話だ。万が一飯行けたらラッキーだから教えてくれって言ってんだ。

事前にMちゃんに了承を取りラインを教えてもらった。ちなみに実際には3年前から頼んでいたから今回教えてもらうまでに3年を要した。Sは教えったってどーせ意味ねーから!と言って教えてくれなかった。さっさと教えろや。

教えたら教えたでSはおれ以上にワクワクしてライン来たら音出るようにしとけよ!と言っていた。

結果的にMちゃんは普通に結婚しててダメだったが、おれからしたら1枚しか買ってない年末ジャンボ宝くじが外れたようなものだ。確かめはするが、当たるとも思ってない。

特に落ち込んでないおれを見てSはせっかく教えてやったんだからもっと落ち込めよ怒っていた。おれはとりあえずやってみないと納得いかないだけだ。0.0001%の可能性を放置する方が気持ち悪い。0%に確定させられただけでこの件はもう満足だという話をした。Sは元々0.0001%もない、最初から0%だと言っていて結局話は平行線で終わった。

この話を聞いておれがおかしなこと言ってるように感じるだろうか?マンガを描く上で常々「普通の感覚」が大事だと思っているが時々それがわからなくなる。おれの普通が世界の普通のはずなんだけど。

出来そうなものの範囲内でしたいことをする、というのが納得いかない。無理そうでもしたいことをする、じゃないと楽しくない。

実際そういう生活をしてると何年かに一度上手くいくこともある。細かく説明するとおれの女性遍歴を話すことになるから割愛するが0.0001%が0%ではないことは経験としてわかっている。試してみると実際にはそんなに低い確率ではない。どんなに無理そうでも0.01%くらいだ。100回失敗する気で挑めば100回も失敗しない内に上手くいく。そういうことを成功体験を積む前からなんとなくそんなものだろうと思って行動していた。だから最初から無理に決まってる、0%だよと言う人の気持ちがよくわからない。飯に誘って断られて、なにを失う?動画撮ってYouTubeに載せて50回再生だとして、なにが傷つく?したかったらすればいいのだ。

こう書くとまるでおれとSがケンカしたみたいに見えるかもしれないがおれとSは会うたびにケンカするからこれは平常運転だ。

鍋は美味かったし楽しかった。

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